質屋の疑問をQ&A形式でお答えし、質屋の賢い利用法のご紹介します。
- 質預かり(質入れ)とは?
- 質(しち)とは、自分の大切な品物を質屋に預けて代わりにお金を借りることです。 期限内に、借りたお金と質利を払えば品物を取り戻すことができます。18歳(高校生不可)以上の方がご利用いただけます。
- どんなモノを預けることができますか?
- 法律に違反しない商品で、一般的には宝石、バック類、時計、パソコンOA機器、家電製品、カメラ光学機器、楽器類、毛皮や和服類、美術品、商品券等が対象となります。但し、全ての質店がお取り扱いしているわけではありませんので、お近くの質店へお問い合わせ下さい。 ※品物をお預かりせずに、ご融資を行うことはしておりません。
- 質預かり(質入れ)をする時に必要なモノは何ですか?
- 質入れする品物は当然ですが、お客様の身分証明書が必要になります。 身分証明書は公的機関が発行する証明書になります。運転免許証、健康保険証、パスポート、学生証、外国人登録証、社員証など。 ※なおお客様の個人情報は、個人情報保護法により厳密に保護されます。
- 質契約の期限は?
- 質契約の期限は3ヶ月間です。
この3ヶ月間は、質利を入れなくても品物が無くならない期間となります。 質利を入れることにより、期限の延長が可能です。 質利を入れずに期限が来ますと、いわゆる質流れとなりお預かりしている品物の所有権が質屋に移転し、原則として品物を取り戻すことはできなくなります。流質処分がなされた後はお客様への後日の請求は一切御座いませんのでご安心ください。
質契約は、消費者金融のシステムと違い取り立てや返済の義務がありません。また仮に質流れとなり、預けた品物を質屋が処分した価額が、質契約時にお客様が受け取った額を、下回ったとしても、質屋からお客様に差額の支払いを求めることがありませんので、安心してご利用ください。
- 質利について教えてください
- 質利は質屋営業法に定められた範囲の利率で設定されており、各店舗により異なります。
- インターネットでも契約できますか?
- インターネット(非対面)による質契約は行なっておりません。
- 買取とは?
- 愛着ある品物でも手放す時もあるでしょう。そんな時は質屋で買取してもらいましょう。
買取は、質預かりとは違い、一度売ってしまうと、手元には戻りません。 質預かりよりも買取の方が高く査定されることが多いので、品物を取り戻す必要が無い場合には、買取をご検討されることをお勧めいたします。 買取の場合も質契約同様に18歳(高校生不可)以上の方がご利用いただけます。
※なお、買取を行っていない質屋もありますので、御了承ください。
- 質屋の賢い使い方は?
- ▼質屋を利用する上でのワンポイントテクニック。
質預かりの時も買取をする時も同様ですが、質屋に品物を持ち込む時には出来る限り購入した時の状態に近づけて持参した方が査定は良くなります。
つまり、箱や保証書や鑑定書など、時計であれば外したベルトの駒など、家電製品であればリモコンなど、購入時に付属していたものを持参するとよいでしょう。
また簡単にお手入れ(掃除)をして持って行くだけでも好印象となります。質でも買取でも、最新の商品は高額査定となりやすいです。また最近は、金やプラチナ製品などは相場が歴史的高水準に位置していますので、高額査定となるでしょう。
※金やプラチナ製品は、古くても壊れていてもお取引が可能です。 切れたネックレスや片方だけのピアス、石の外れた指輪などでも大丈夫ですので、お気軽にお持ち下さい。
- 社会的貢献
- 質屋は地域社会と密着しています。
質屋は700年以上の歴史があり、同一地域で何代にもわたり営業している店舗が多くあります。
地域の皆様と共に町会、商店会などの地域活動を行っています。
また季節ごとに実施される地域安全運動には積極的に参加し、安心安全な街づくりに貢献しています。
近年ではボランティア活動や、義援金活動など社会奉仕活動にも参加しています。
- 防犯への取組
- 質屋は高い防犯意識を持って営業しています。
東京質屋協同組合では東京質屋防犯協力会を組織し、警察が行う「防犯協力運動月間」への取組みをはじめ、年間を通して盗難品など不正品の申告により、多くの事件解決に協力しています。
ひったくり、振り込め詐欺、侵入盗被害、万引き防止などの「街頭キャンペーン」や「防犯パトロール」などにも積極的に参加し、犯罪のない明るい街づくりに取組んでおります。
ただし、遺失物、盗難品のお問い合わせについては対応出来かねますのでご了承ください。